4.1. サブネットの作成 (subnet-public-alpha)¶
作業の目的 [why]¶
サブネット"subnet-public-alpha"を作成します。
完了条件/事前条件 [設計者用情報]
完了条件 [after]
主処理は、以下を満たしたときに成功したものとします。
- 完了条件1
- VPC"vpc-handson-cli"にサブネット"subnet-public-alpha"が存在する。
- 完了条件2
- サブネット"subnet-public-alpha"のCIDRは"10.192.0.0/24"である。
- 完了条件3
- サブネット"subnet-public-alpha"のAZは"ap-northeast-1a"である。
事前条件 [before]
主処理の実施は、以下の状態であることを前提とします。
- 事前条件1
- 一時ファイル用ディレクトリが存在する。
- 事前条件2
- VPC"vpc-handson-cli"が存在する。
- 事前条件3
- VPC"vpc-handson-cli"にサブネット"subnet-public-alpha"が存在しない。
- 事前条件4
- VPC"vpc-handson-cli"にCIDR"10.192.0.0/24"を利用しているサブネットが存在しない。
- 事前条件5
- AZ"ap-northeast-1a"が存在する。
前提と異なることが判明した場合、直ちに処理を中止します。
作業対象 [what]¶
- VPC
標準時間¶
8分
前提条件¶
作業環境条件 [where]¶
本作業は、以下の作業環境で行います。
作業環境条件1: OSとバージョン
Amazon Linuxの以下のバージョンで動作確認済
コマンド:
cat /etc/issue | head -1
結果(例):
Amazon Linux AMI release 2016.09
作業環境条件2: シェルとバージョン
bashの以下のバージョンで動作確認済
コマンド:
bash --version -v | head -1
結果(例):
GNU bash, バージョン 4.2.46(1)-release (x86_64-redhat-linux-gnu)
作業環境条件3: AWS CLIのバージョン
以下のバージョンで動作確認済
- AWS CLI 1.14.23
コマンド:
aws --version
結果(例):
aws-cli/1.14.28 Python/2.7.12 Linux/4.4.11-23.53.amzn1.x86_64 botocore/1.8.32
バージョンが古い場合は最新版に更新しましょう。
コマンド:
sudo -H pip install -U awscli
開始条件¶
作業に必要なモノ・情報 [resource]¶
作業開始には、以下が全て揃っていることが必要です。
リソース1: 一時ファイル用ディレクトリ
- 今回は"${HOME}/tmp"を作業用ディレクトリとします。
- ディレクトリの存在を確認します。
コマンド:
ls -d ${HOME}/tmp
結果(例:存在する場合):
${HOME}/tmp
- ディレクトリが存在しない場合は作成します。
コマンド:
mkdir -p ${HOME}/tmp
リソース2: VPCのタグ名
- サブネットを作成するVPCのタグ名称です。
- 今回は"vpc-handson-cli"とします。
リソース3: サブネットのタグ名
- 作成するサブネットのタグ名称です。
- 今回は"subnet-public-alpha"とします。
リソース4: アドレスレンジ
- 作成するサブネットのIPアドレスのレンジです。
- 今回は"10.192.0.0/24"とします。
リソース5: AZ
- 作成するサブネットを配置するAZです。
- 今回は"ap-northeast-1a"とします。
タスクの実施¶
0. パラメータの指定¶
まず変数の確認をします。
変数の確認:
cat << ETX # 0.a. AWS_DEFAULT_PROFILE:"<EC2のフル権限を許可されたプロファイル>" AWS_DEFAULT_PROFILE="${AWS_DEFAULT_PROFILE}" # 0.b. AWS_DEFAULT_REGION:"ap-northeast-1" AWS_DEFAULT_REGION="${AWS_DEFAULT_REGION}" # 0.1. DIR_TMP:"${HOME}/tmp" DIR_TMP="${DIR_TMP}" # 0.2. VPC_TAG_NAME:"vpc-handson-cli" VPC_TAG_NAME="${VPC_TAG_NAME}" # 0.3. VPC_SUBNET_TAG_NAME:"subnet-public-alpha" VPC_SUBNET_TAG_NAME="${VPC_SUBNET_TAG_NAME}" # 0.4. VPC_SUBNET_CIDR:"10.192.0.0/24" VPC_SUBNET_CIDR="${VPC_SUBNET_CIDR}" # 0.5. VPC_SUBNET_AZ:"ap-northeast-1a" VPC_SUBNET_AZ="${VPC_SUBNET_AZ}" ETX
下段の変数が入っていない、もしくは上段と同等の値が入っていない場合は、それぞれの手順番号について作業を行います。
0.a. プロファイルの指定¶
プロファイルの一覧を確認します。
コマンド:
cat ~/.aws/credentials \ | grep '\[' \ | sed 's/\[//g' | sed 's/\]//g'
結果(例):
iamFull-prjz-mbpr13 <EC2のフル権限を許可されたプロファイル>
変数の設定:
export AWS_DEFAULT_PROFILE='<EC2のフル権限を許可されたプロファイル>'
0.5. AZの指定¶
サブネットを配置するAZです。
変数の設定:
VPC_SUBNET_AZ="${AWS_DEFAULT_REGION}a" \ && echo ${VPC_SUBNET_AZ}
結果(例):
ap-northeast-1a
再確認¶
設定されている変数の内容を再確認します。
変数の確認:
cat << ETX # 0.a. AWS_DEFAULT_PROFILE:"<EC2のフル権限を許可されたプロファイル>" AWS_DEFAULT_PROFILE="${AWS_DEFAULT_PROFILE}" # 0.b. AWS_DEFAULT_REGION:"ap-northeast-1" AWS_DEFAULT_REGION="${AWS_DEFAULT_REGION}" # 0.1. DIR_TMP:"${HOME}/tmp" DIR_TMP="${DIR_TMP}" # 0.2. VPC_TAG_NAME:"vpc-handson-cli" VPC_TAG_NAME="${VPC_TAG_NAME}" # 0.3. VPC_SUBNET_TAG_NAME:"subnet-public-alpha" VPC_SUBNET_TAG_NAME="${VPC_SUBNET_TAG_NAME}" # 0.4. VPC_SUBNET_CIDR:"10.192.0.0/24" VPC_SUBNET_CIDR="${VPC_SUBNET_CIDR}" # 0.5. VPC_SUBNET_AZ:"ap-northeast-1a" VPC_SUBNET_AZ="${VPC_SUBNET_AZ}" ETX
1. 前処理¶
1.1. 処理対象の状態確認¶
主処理の実施は、以下の状態であることを前提とします。
前提と異なることが判明した場合、直ちに処理を中止します。
事前条件1: 一時ファイル用ディレクトリが存在する。
「一時ファイル用ディレクトリが存在する。」ことを確認します。
コマンド:
ls -d ${DIR_TMP}
結果(例):
${HOME}/tmp
事前条件2: VPC"vpc-handson-cli"が存在する。
「VPC"vpc-handson-cli"が存在する。」ことを確認します。
変数の設定:
EC2_TAG_KEY='Name'
コマンド:
aws ec2 describe-vpcs \ --filters Name=tag:${EC2_TAG_KEY},Values=${VPC_TAG_NAME} \ --query "Vpcs[].Tags[].Value"
結果(例):
[ "vpc-handson-cli" ]
VPC IDの取得
VPC IDを取得します。
コマンド:
VPC_ID=$( \ aws ec2 describe-vpcs \ --filters Name=tag:${EC2_TAG_KEY},Values=${VPC_TAG_NAME} \ --query 'Vpcs[].VpcId' \ --output text \ ) \ && echo ${VPC_ID}
結果(例):
vpc-xxxxxxxx
事前条件3: VPC"vpc-handson-cli"にサブネット"subnet-public-alpha"が存在しない。
「VPC"vpc-handson-cli"にサブネット"subnet-public-alpha"が存在しない。」ことを確認します。
変数の設定:
EC2_TAG_KEY='Name'
コマンド:
aws ec2 describe-subnets \ --filters Name=vpc-id,Values=${VPC_ID} \ Name=tag:${EC2_TAG_KEY},Values=${VPC_SUBNET_TAG_NAME} \ --query "Subnets[].Tags[].Value"
結果(例):
[]
事前条件4: VPC"vpc-handson-cli"にCIDR"10.192.0.0/24"を利用しているサブネットが存在しない。
「VPC"vpc-handson-cli"にCIDR"10.192.0.0/24"を利用しているサブネットが存在しない。」ことを確認します。
コマンド:
aws ec2 describe-subnets \ --filters Name=vpc-id,Values=${VPC_ID} \ Name=cidrBlock,Values=${VPC_SUBNET_CIDR} \ --query 'Subnets[].CidrBlock'
結果(例):
[]
事前条件5: AZ"ap-northeast-1a"が存在する。
「AZ"ap-northeast-1a"が存在する。」ことを確認します。
コマンド:
aws ec2 describe-availability-zones \ --filters Name=region-name,Values=${AWS_DEFAULT_REGION} \ Name=zone-name,Values=${VPC_SUBNET_AZ} \ --query 'AvailabilityZones[].ZoneName'
結果(例):
[ "ap-northeast-1a" ]
1.2. 主処理に必要な情報の取得¶
ファイル名の指定
変数の設定:
FILE_OUTPUT="${DIR_TMP}/$(date +%Y%m%d)-subnet-${VPC_SUBNET_TAG_NAME}-${AWS_DEFAULT_REGION}.json" \ && echo ${FILE_OUTPUT}
結果(例):
${HOME}/tmp/20180121-subnet-subnet-public-alpha-ap-northeast-1.json
2. 主処理¶
サブネットの作成¶
変数の確認:
cat << ETX # VPC_ID:"vpc-xxxxxxxx" VPC_ID="${VPC_ID}" # VPC_SUBNET_CIDR:"10.192.0.0/24" VPC_SUBNET_CIDR="${VPC_SUBNET_CIDR}" # VPC_SUBNET_AZ:"ap-northeast-1a" VPC_SUBNET_AZ="${VPC_SUBNET_AZ}" # FILE_OUTPUT:"${HOME}/tmp/20180121-subnet-subnet-public-alpha-ap-northeast-1.json" FILE_OUTPUT="${FILE_OUTPUT}" ETX
コマンド:
aws ec2 create-subnet \ --vpc-id ${VPC_ID} \ --cidr-block ${VPC_SUBNET_CIDR} \ --availability-zone ${VPC_SUBNET_AZ} \ > ${FILE_OUTPUT} cat ${FILE_OUTPUT}
結果(例):
{ "Subnet": { "VpcId": "vpc-xxxxxxxx", "CidrBlock": "10.192.0.0/24", "State": "pending", "AvailabilityZone": "ap-northeast-1a", "SubnetId": "subnet-xxxxxxxx", "AvailableIpAddressCount": 251 "MapPublicIpOnLaunch": false, "DefaultForAz": false, "Ipv6CidrBlockAssociationSet": [], "AssignIpv6AddressOnCreation": false } }
3. 後処理¶
3.1. 状態確認に必要な情報の取得¶
サブネットIDの取得
コマンド:
VPC_SUBNET_ID=$( \ cat ${FILE_OUTPUT} \ | jp.py "Subnet.SubnetId" \ | sed 's/\"//g' \ ) \ && echo ${VPC_SUBNET_ID}
結果(例):
subnet-xxxxxxxx
タグ情報の設定
変数の設定:
EC2_TAG_VALUE=${VPC_SUBNET_TAG_NAME} \ && echo ${EC2_TAG_VALUE}
結果(例):
subnet-public-alpha
変数の設定:
EC2_RESOURCE_ID=${VPC_SUBNET_ID} \ && echo ${EC2_RESOURCE_ID}
結果(例):
subnet-xxxxxxxx
変数の設定:
EC2_TAG_KEY='Name'
変数の確認:
cat << ETX # EC2_TAG_KEY:"Name" EC2_TAG_KEY="${EC2_TAG_KEY}" # EC2_TAG_VALUE:"subnet-public-alpha" EC2_TAG_VALUE="${EC2_TAG_VALUE}" # EC2_RESOURCE_ID:"subnet-xxxxxxxx" EC2_RESOURCE_ID="${EC2_RESOURCE_ID}" ETX
コマンド:
aws ec2 create-tags \ --resources ${EC2_RESOURCE_ID} \ --tags "Key=${EC2_TAG_KEY},Value=${EC2_TAG_VALUE}"
結果(例):
(出力なし)
一時ファイルの削除
コマンド:
rm ${FILE_OUTPUT}
結果:
(出力なし)
3.2. 完了条件の確認¶
主処理は、以下を満たしたときに成功したものとします。
完了条件1: VPC"vpc-handson-cli"にサブネット"subnet-public-alpha"が存在する。
「VPC"vpc-handson-cli"にサブネット"subnet-public-alpha"が存在する。」ことを確認します。
コマンド:
aws ec2 describe-subnets \ --filters Name=vpc-id,Values=${VPC_ID} \ Name=tag:${EC2_TAG_KEY},Values=${VPC_SUBNET_TAG_NAME} \ --query "Subnets[].Tags[].Value"
結果(例):
[ "subnet-public-alpha" ]
完了条件2: サブネット"subnet-public-alpha"のCIDRは"10.192.0.0/24"である。
「サブネット"subnet-public-alpha"のCIDRは"10.192.0.0/24"である。」ことを確認します。
コマンド:
aws ec2 describe-subnets \ --filters Name=vpc-id,Values=${VPC_ID} \ Name=tag:${EC2_TAG_KEY},Values=${VPC_SUBNET_TAG_NAME} \ --query "Subnets[].CidrBlock"
結果(例):
[ "10.192.0.0/24" ]
完了条件3: サブネット"subnet-public-alpha"のAZは"ap-northeast-1a"である。
「サブネット"subnet-public-alpha"のAZは"ap-northeast-1a"である。」ことを確認します。
コマンド:
aws ec2 describe-subnets \ --filters Name=vpc-id,Values=${VPC_ID} \ Name=tag:${EC2_TAG_KEY},Values=${VPC_SUBNET_TAG_NAME} \ --query "Subnets[].AvailabilityZone"
結果(例):
[ "ap-northeast-1a" ]